月神祭

夢枕獏
「人の首の鬼になりたる」
兄妹で夫婦になった兄の方がさらし首になっても怨念で生きてる話


「夜叉の女の闇に哭きたる」
子供を取られた母が蜘蛛のような風体になり嘆き荒ぶる話。半身が火傷で覆われているアザドが出てくる


●「傀儡師」
アザドがセンターマンな神ハリ・ハラに格好が似てることから、死ねハリハラ!と襲ってくる傀儡師の話。
傀儡師は追ってくる老人でなく少女の方だった。
二重尾行みたいなしかけ。


「夜より這い出て血を啜りたる」
尻尾みたいなのが寄生して血を啜る話。

「妖樹・あやかしのき」(冗長なので188頁まで読んで放置)

●「月の王」
人語を解す狼を使い芸と盗みを働いていた男を追って人語が分かる獣がいる山へ赴く話。
月の種族はどことなくキマイラっぽくて雰囲気がいい。



●つけた二つが面白かった。


月神祭 (トクマ・ノベルズ)