さみしさの周波数(乙一)

「未来予報」
古寺はどっちかが死ななければ僕と清水が結婚すると予言する。
それに縛られ生きていくが、清水は死んでしまう。
生前彼女は僕を好きだったようで、僕は救われる。



手を握る泥棒の物語
泥棒に入った先、壁越しでアイドルに鉢合わせ。自分のデザインした時計を落としてしまうが、アイドルはそれを映画で使ってくれたことを時計のデザイナーの俺は売り上げで知る。



「フィルムの中の少女」
殺した父親にフィルムに写った少女を見せる。



「失はれた物語」
右人差し指以外動かせなくなり、触覚が世界の全てとなった男。
妻が介護してくれていたが、反応しないことで自分から離れさせることに成功する。


さみしさの周波数 (角川スニーカー文庫)